チャッカマンは着火マン。着火する人。バーナーは。燃やす人。始まりと炎上。ゆっくり始まりメラメラと燃え上がる。一気に燃え上がり、早々に灰になる。互いの中間を目指す事は二兎を追う事と同義なのかもしれない。どちらかしかない。問題は、それが選べる状況にあるかどうか。人間は選択肢がある限り受け入れる。双方がどんなに過酷であっても、ましな方を選択すれば納得する。自己責任とは無責任な言葉に聞こえるけれども、あながち間違った事ではない。


 希望。人間の強さの源であり、同時に弱さの源でもある。自分がましな方を選択したのだから、乗り切れると希望を持って何が悪い。設計者の語弊に聞く耳を持っていても損はないけれども。