2019/11 月末活動まとめブログ「砂金」生きたいと行きたい「身体と心の反応」
クラウドファンディング挑戦中!!
月末まとめブログです。
まずはこちらのご報告です。
本日開催されたART BATTLE JAPANというライブアートイベントの福岡では初のART BATTLE FUKUOKAに出演してきました。
総勢8名のアーティストが参加し、20分間でF20号のキャンバスを仕上げていく。4名ずつで2人ずつ勝ち上がって、その4人で決勝戦。優勝者は東京で世界大会への切符をかけた全国大会へ。という流れになっていました。
ライブペインター城台は最近、1時間半でライブペイントを終える手法を獲得していまして、この話が舞い込んだのはその矢先でした。
制限時間20分。これはなかなかの無理ゲーと思いながらも、時間短縮に成功した手応えをYoutubeなんかでも話していました。
言霊の力ってすごいな、と感じます。それ自体を聞いたから「もっと短いのに挑戦しない?」という文脈ではなかったにも関わらず、こうしてチャンスは舞い込んでくるんだなぁと。
そうして出来上がっものがこちらです。
20分というとやはり絵の具は乾かないので重ねると濁っていくなどなど、短い時間でなんとかしなければと超スピードで挑んだ結果、意外と時間を余らせてしまうという事態になったり。
それらはさておき、書き出すときりがないのでYoutube内で全て喋ることにします。
決勝戦に進むことにもなりました。作品のテイストやその他の要素などを考えても、ライブアートというポップさを要求される場において自分はヒールみたいな存在だと常々思っていたので初戦で記憶に残ることが出来ればいいかなと構えていたのですが、思わぬ事態となりました。
そして出来上がったものがこちらになります。
なぜこうなったのかは全てYoutubeにて喋ります。明日アップします。
ART BATTLE JAPAN決勝戦にて画材を切らして七転八倒に全力を燃やす城台のタイムラプス動画です。https://t.co/sMnGeU61CY#artbattle pic.twitter.com/f0811UQxhT
— 城台 宏典 / クラウドファンディング実施中‼️ (@gds_kj_ud) 2019年11月30日
ちなみにライブペイント中の動きはTHE MARS VOLTAからの影響が色濃いのですが、本家と比べるとまだまだですね。
【※ 追記】12月1日
Youtubeアップしました。
20191201 ART BATTLW FUKUOKAに出演してきました
こちらが参加者の第一ラウンド分です。
ライブペインターとして今後どのようにしていくべきか、本来どうありたかったのか。長い時間がかかりましたがようやく出口が見えてきました。
来年を乞うご期待。
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さて、何よりも語らなければならないのはクラウドファンディングの進捗状況です。
いよいよのクラウドファンディングが始まって早いもので1ヶ月が経過しました。
結果は「大爆死」です。
10月26日〜12月26日までの2ヶ月で設定していたので、ちょうど折り返しの11月26日を後半戦としてテコ入れをしました。
こちらの土下座リターンはSILKHAT限定となっています。CAMPFIREでは倫理的に止められてしまいました。
支援者へのリターンを追加して、さらに海に行って海中土下座を敢行しました。
泥舟は溶けて沈んだ!!クラウドファンディング後半戦始まります
【💥超絶拡散希望💥12/26まで】
— 城台 宏典 / クラウドファンディング実施中‼️ (@gds_kj_ud) 2019年11月26日
クラウドファンディング大爆死につき海中土下座にて後半戦スタート‼️
「ハードカバーブック仕様のCD」と「2枚組カラー盤アナログレコード」を制作したい‼️
🔥CAMPFIREhttps://t.co/smAA5QSO0D
🎩SILKHAT https://t.co/kvAztYTJbT
🙇♂️どうかご支援をお願い致します🙇♀️ pic.twitter.com/EqMgOUJImK
このクラウドファンディング中は「出来ない事はやらない、出来る事は全部やる」を合言葉にやってきています。その結果がこれです。
最早この段まで来てしまっては、不得意なものを今更克服するよりも、得意分野をとにかく伸ばすべきだと踏みました。
それでは月末ブログ恒例の読み物「砂金」です。
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漕ぎ出した泥舟は大量の木材を積んで出航した。風を受けて帆すらない浮かぶだけの舟は自分で漕ぐしかない。
波も穏やかで事故に遭う気配もないまま時間だけが経過した。その内にぐづぐづと泥舟が沈み始めた。新しく木舟を作る手はずだった重量だけかかる木材。泥舟はその重量と海面の塩水に溶け始めていた。
泥舟は決壊した。
気候の変わりやすい海の天気や、それによって変動する荒波の強さに圧されたわけでもなく、ただただ穏やかな海の中で泥舟は決壊した。
溶けて無くなった。
積んでいた木材は木舟に組み上がる前にバラバラになり四方に散っていった。
泥舟が沈んだのはただ思い通りにいかなかった自分自身の気持ちに他ならない。
木舟をこさえる言葉も用意してはいなかった。誰もが安全だと安心だと思えるような設計図をそもそも持っていなかった。
このシステムが持つ可能性を自分だけが感覚的に未来を見出していただけだった。自分一人で辿り着ける道ならそれで良かったのかもしれない。
だがクラウドファンディングには他者との歩み寄りと相互理解が絶対条件だった。
クラウドファンディングは資金調達の場である。あの日、泥舟で出航した自分の背中を見守った人たちの理解はそこまでだった。みながみなそうではなかっだかもしれない。
けれども結果が全てだ。歩み寄りと相互理解をないがしろにしながら、結果の後に全てを証明しようとした。時間がかかりそうなものは全て先送りにした。
その結果生まれた空洞は自分が作ってしまったものだ。生んでしまったのだ。空洞を埋めるために生まれたクラウドファンディングによって新たに空洞を生んでしまった。
泥舟が沈み、バラバラになった木材。遠くで溺れかけている人間をもう誰もみてはいない。歩み寄りと相互理解を怠ったのだ。もう誰も気にもとめていない。
この泥舟は沈む。
初めから分かっていて出航した。
何の力も作用しないまま泥舟は沈んだ。この穏やかな海原で。
海水は思っていた以上に冷たい。荒波なんてなくても人はこの水温で命を落とすのかもしれない。体温も心の熱も失ってただ虚無になるのかもしれない。
Dramasochistic Bon-voyage
自分の弱さを知り、組織の中で何もできない自分は、それでも生きられる場所を探した。誰もが避けて通りたい痛みを進んで受けた。電気は止まった。ガスも止まった。日雇い派遣でギリギリの生活の堕ちた。
電力供給の有難さを知った。ガスは無くても生きていけると知った。社会の裏側で何が起こっているのかを僅かながら垣間見た。
この一年間で必要なものと不必要なものの分別がついた。そして本当に欲しているものと、そこに手を伸ばすために切り捨てなければならないもの。
苦手なものを不必要なものと錯覚し、勘違いし、あるいは意識的に目を背けてきた。不必要だとは思っていなくても、本当に欲しているものに手を伸ばすために時間を割ききれなかった。意識をそちらに向け切らなかった。
全てが混ざり合って今がある。
ただただ水温に熱を奪われるだけで終わるわけにはいかない。弛緩した身体から容赦なく熱が奪われていった。
それでも生きたいと身体が反応した。それでも行きたいと心が反応した。
そうして何とか岸にたどり着いた。
泥舟も木材もなくなった。
けれど何とか命だけは取り止めた。
死にたくないと諦めたくないと、ただもがいた。舟はなくなり、代わりを作る材料も失った。ここからどうしよう。
あと一ヶ月。
助けて下さい。
泥舟は溶けて沈んだ!!クラウドファンディング後半戦始まります
たくさんの想いを傷付けて悲しませても
ここにいたい
許されなくたって
【クラウドファンディング中は歌う!!32】THE BACK HORN「シンフォニア」
THE BACK HORN - シンフォニア Live at 日本武道館 in 2013