アートマーケットから一ヶ月が経ちましたが、自分の中ではもう何時の事か分からないぐらい遠い過去の出来事になってしまっている。今までの日常とあまりにも乖離した世界だったからからかも知れない。また同じ日常に帰ってきて、同じ様にリズムで生活している。その同じ様に生活する事が次の非日常へ行く唯一の方法であって、逃げられないし、逃げたら同時に失ってしまうから、どうにか自分を律するしかない。強い敵と戦うのも、弱い敵と戦うのも、同じ様に経験値を得てレベルを上げられるぬるいロールプレイングの世界とは違い、同じ事だけを繰り返していたら腐っていくのが現実であり、モンスターがアイテムやギルを持っているなんて好都合な設定なんて無い。


 ケルントナーのフルートが錆びてもさほど気にしない今の状況でも良しとしている今の自分。数年前の自分が今の自分を見たら、良しとするだろうか。レベルが上がるっていうのは、つまりどういう事なのだろう。