リアクション要員

 昨日、ワンピースのストロングワールドを観たので、久し振りにアニメも観てみようと思ったので観た。


 あれは何だったんだろう。戦争をしているはずなんだが、その緊迫感がまるで伝わってこない。誰かが何かする→それぞれリアクション。この繰り返し。目の前に海兵が全然いなくて、ルフィや白ひげを止めようと増援っぽくどんどん向かっていく。でも目の前にはいない。あれ?アレバスタのときってもっと凄かった気がするんだが。


 ワンピースはもう10年以上やってるんだから、ずっと観ている人の年齢も当然上がっていくはずなんだけど、アニメの対象年齢を小学生あたりに設定したまま固定されてしまっているのが問題だと思う。原作の方は物語の進行とともに歴史の隠蔽やら人種差別、戦争というものを描き、重い内容を織り交ぜていくことで、ワンピースは大人でも読める内容になっているのだと思う。それに対してアニメは子ども向けのまま作り続けているから重い内容もチープなものになってしまうのだろうと思う。そして原作に追いつかないように薄味な引き伸ばし。


 ドラゴンボール改は今セルゲーム辺りなのに、ゲームではもうブウやベジットが出ている。ドラゴンボールもワンピースも子供のためのアニメではなくなっている。視聴者のためのものでもなく、大人のためのアニメ、企業のためのアニメ。グッズを作るための雛形でしかなくなっている。アニメそれ自体には大した価値もない。


108ピース ジグソーパズル となりのトトロ 五月晴れの日に  (18.2x25.7cm)

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