ブログでのご報告が遅れました。アートエリアasi-paraにて出張販売所『Glow Defective Soldier presents 心づくし』開催中です。まだ全体像はお見せ出来ませんが、入り口部分とペインティング原画群です。最初の1週間が終わって売れ行きもありその場でお持ち帰りいただいております。コラージュ作品の受注生産も承りました。ご指定のサイズを申し出て頂ければ出力いたします。在廊も最終日を残すのみとなりましたが、明日からも通常通りオープンしております。最終日のみ18時までとなっております。お早めのお越しをお願いします。








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Glow Defective Soldier presents 心づくし
期間:12月15日(月)〜29日(月)
時間:12:00〜20:00(最終日〜18:00)
場所:アートエリアasi-para
城台在廊日:29日(月・最終日)
http://www.asi-para.com/
http://www.asi-para.com/artstation/artstation.html
https://www.facebook.com/events/1034609579937792/?notif_t=plan_user_invited
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 最後に昨日の出来事についてFBに投下したいつもと趣の違ういつものあれを貼っておきます。


【雑考を雑記(長め)】
 毎度お馴染みのこれですが、今回は趣が違います。いつもは体感したことについてあれこれ書くのですが、今回は体感出来なかったがしかし、意地でも体感しようとした哀しい男の秘話である。


 12月22日の福岡では何が起こったのか。それはTHE BACK HORNの企画マニアックヘブンが開催されたのである。マニアックヘブンとは、普段のライブではなかなか聴けない曲達を中心に構成されたライブをするという基本があり、その日限定でメンバーが独自に開発したドリンクがあったり遊び心満載なギャラリーがあったりと、ひたすらマニアックな空間を演出したスペシャル感満載なライブである。これまで東名阪や仙台で行われてきたこのライブ、どういう経緯があったかは知らないが、今年福岡でマニアックヘブンが初開催されるという奇跡が起きた。その報を最初に入手したのは7月のこと。当然テンションは爆上がりする。


 しかし事態は一変する。マニアックヘブンというライブはプレミア感満載でチケットが毎年入手困難。問題のライブ会場がドラムBe-1。普段福岡でライブをするとなるとドラムロゴスZEPPを使うTHE BACK HORN。プレミア感の増したライブにおいてまさかのキャパを縮小した会場に決まった。恐らく理由はマニアックヘブンにはギャラリーがあり、ドラムBe-1のある建物の上にはドラムSONがある。ライブ会場とギャラリー会場が一体となった形でやりたい。それがメンバーの意志。数件先にドラムロゴスがあろうとも、集客よりも演出をとったマニアックというコンセプトを忠実に貫いた結果である。


 当然といえば当然。チケットは一瞬でなくなった。色々と手をまわしては見ても、俗にいう転売屋の手には渡っていなかった模様。今時美しい話じゃないか。純粋に必死なファンの手に渡ったのだ。だがまて。オレは?あれ?え…。


 実は一度だけ最初で最後のチャンスはあったのだ。しかし覚悟の足りていなかった私はそれを逃した。時間は誰しもに平等だ。


 そんなこんなで当日を迎え、基本バンドTシャツしか着ないと決めているので物販には並ぶ。手袋とか買っちゃう始末。ちょうどリハ中で自分の好きなあの曲が流れてきて、「あ、俺終わった。今日終わった」と思った。ついでに今日のiPodTHE BACK HORNをシャッフルしており、昨日の続きの冬のミルクが終わった1曲目が惑星メランコリー。これは何のいじめなんだと思ったが素直に聴いた。その後暫くして幸福な亡骸と光の結晶…。


 夜になり、まぁ今日はちょっとだけ「心づくし」の在廊をして、8時過ぎにとぼとぼとドラムBe-1に向かった。恥を忍んで音だけ聴こうというこすい手段に打って出たわけです。今回のマニアックヘブンは人気投票で1位になったアルバムを完全再現+αという構成だったので、むしろ後半がどうなるのかが気になってしょうがなかったわけです。最初のアルバム完全再現は終わっていた。会場外から聴こえてきたのはおよそマニアックヘブンでしか聴けないあの曲。その次はあの曲、あの曲。ほとんどベースとバスドラしか聴こえない。しかし何を演っているのかは分かる。知っているというのはかくも恐ろしいものだと痛感する。しばらく無音。おそらく本編が終了。その後また音が鳴り出す。アンコール。その選曲がずるい。去年の10月に体感したあの凄まじい高揚を再体験する機会がすぐそこにある。ここからではベースソロにしか聴こえない。しかし確実にそれ以上の事が起こっているのは明白。心焦がすとはこの状況のことをいうのだろう。物販のときにもらった来場者に配られるべきマニアックカイロを握っていた。本来もらうべき人間ではないのだけれど、断りきれなかったこともあり、開けずにおこうと思っていたけれど、開けずに入られなかった。前日の朝思いっきり風邪をこじらせてしまい、夜にルルのドリンクを飲んだら見事に吹っ飛んだのだけれども、それがぶり返すのはまずいと思っていたので。


 諸事情により極力曲などは伏せますが、自分が知る限りの曲順はかなり良く、本編最後の曲はそれかと思うほどのあれで、とにかくあの空間に入れなかったことがあまりにも深い。そしておおよそ来年は福岡ではマニアックヘブンは行われないであろうというほぼ絶対的な状況。


 この状況と想いをどうするか。今年の3月にTHE BACK HORN9mm Parabellum Bulletと対バンツアー「決闘披露宴」を行ったが福岡には来なかった。それで最大限自分を「決闘披露宴行きてー」という状態にするためにちょっと追いかけるのが止まっていた9mmの音源を集める・のめり込むという手段に打って出て今ではどっぷりはまって視点が増えて構築されて結果的に自分のためになったのだけれど、さて今回のこれをどう昇華してよいものか。