絶望は希望に向かうために必要な起爆剤であり、その希望にたどり着いた時のカタルシスを増幅させるものであり、踏み台であり、棒高跳びの棒のようなものであったり。希望を持てと言うが、希望は先にあるもので、持つものではない。絶望は抱えるものであり、勝手にまとわりついてくるもの、油汚れに似た色と粘度。己のふがいなさから出てくるものでリ、自分の中にあったものであり、それがあるきっかけで体外に出てしまった体であり、自分自身がダークマターに近似した何かであるように感じることも無いとはいえないけれども、そこまでは掘り下げない。故に由縁のある糸を汚して己のための踏み台として進もうと、共に何かを成し遂げようとする振りをして他者の心を汚す。弱い者は振り落とされるものであるが、ザルの網目はまだらで、どうしようもない奴なのに何故か生き長らえて同じ過ちを繰り返す。そうして足を引っ張り人々の有限なる時間をすり潰し、無益な所業で磨耗した今に至る過去を侘びようと改心したその瞬間に、蝋が折れて溶けて火は無情に紫煙に変わるのだろう。





あれ、なにこの文章。

寝よう。