想像では膨らまないものがあり、想像では動かないものがあり、想像だけが膨らんでいく現象に終止符を打ち、その後にその現象の名を冠しようとまた想像を膨らます。そして動かないものは動かないままで膠着状態を維持し、過ぎた時間と到達地点までの距離を逆算した手遅れ気味な状態によって、ようやく進み始めるその現象に名を冠しようとまた想像は膨らむ。