LP Record至上主義

 Russian CirclesのGenevaを聴いているのだが、個人的にはRed Sparowesに近い存在で凄く愛らしい存在のひとつなのだが、改めてLPの尊さをこやつらに教えられた。


 45RPMで2LP。つまり40分程度しかない。なのにパッケージのでかいこと、重いこと(180g×2)。本来そういうものなんだよな。音はあくまでも精神であって、肉体が必要だ。それがLPだったりCDだったり。iPodは肉体じゃない。あれは地面だ。コンポみたいなもの。iPodが肉体だったら、みんな同じで、顔だらけ(※)でポンみたいになるじゃないか。音が製品の要だけど、果物みたいに「皮も種もいりませんよ」、「種無しの方が食べやすい」、「パック売りみたいに皮剥いてくれてた方がいい」、ましてや「あんまり食べるとポンポン痛くなるので味だけすればいいです」なんて状況に出くわしたら愕然とするでしょう。愕然とするけど今のダウンロード主流の現状はこういう状況だと思うんですよ。感情が篭っているから物質的にも重くなるのは当然。当たり前なんだよな。部屋を圧迫されても受け止めなければならないものがそこにはある。



この辺も理不尽に重くてよろしい。


彼岸島(7) (ヤンマガKCスペシャル)

彼岸島(7) (ヤンマガKCスペシャル)