博多マルイにてライブペイント完遂!!

昨日は博多マルイにて開催中のMJ展でライブペイントでした。お越し頂きました皆様、ありがとうございました。

 

まずは完成品をご覧頂きます。

 

こちらです。

 

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今回はB2サイズでの制作でした。これには理由があります。この完成品はこの後、6月に開催される特大MJ展にて展示されるものなので、大きめのサイズにしたかった事。

 

もう一つ、これと目の前で対峙したときに視界を綺麗に覆うサイズにする必要があったからです。

 

その理由を一枚の用紙にまとめました。

 

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拡大しても見えにくいかもしれません。内容を要約します。

 

マイケル・ジャクソンは2009年に急逝。THIS IS ITツアーの目前。世界中の人たちが知るこの悲劇。そしてドキュメンタリーとして公開されたTHIS  IS IT。わたしたちは不完全な形でコンサートの全貌を知ることになった。

 

けれどもマイケル・ジャクソン自身の時間はあのTHIS IS ITツアーの目前で止まってしまったままだ。もし彼の魂がもう一度この世に戻ってきたとき、彼の想いはそこから始まる。この10年の事なんて知らないんだ。

 

もうツアーは始まらない。そしてわたしたちはその中身を覗いてしまった。彼が見せたかった景色は見せてもらった。けれども彼が見たかった景色はどうだ。ステージから見る観客の光景。それだけは叶えられなかった。それこそやらなければならない事だった。

 

たった一つ自分に出来る事は、一度挫折して何もかもを捨ててしまった自分が、それでもどうにかもう一度この道に戻ってこれた自分が出来る事は、成し遂げられなかった想いに対して、ステージからの光景を形にして差し出す他ない。

 

そんな作品を作りました。

 

寄り添えるなんておこがましいかもしれないけれど、それしかなかったんです。少なからず自分は戻ってこれた。もう一度動き出すことができた。

 

 

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photo by 宇助 (MJ展主催)

 

台の上に乗って作ってました。始めから最後まで降りずにそこにいました。

 

マイケル・ジャクソンの名を借りてあの場でライブペイントをする。彼が立ちたくても立たなかったステージに対しての作品を作るにあたり、終わるまで絶対降りたらダメだと直前で思ったんです。

 

完成作品は加筆や修正を行わないようにしようと思います。あの場で作り上げた、あの瞬間でしか生まれないものだから。自宅で修正をかけると、それはもう嘘になってしまいそうな気がします。

 

現在、博多マルイ6Fにて展示中です。

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MJ展期間中、つまりGW期間中、今回のライブペイント完成作品は博多マルイ6Fにて展示されます。

 

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来月、そのままアジア美術館に展示されます。その際にはキャプションを強化します。今回成し遂げられなかった事が一つありました。それはしっかり取りこぼさず投げ出さずにやりきります。

 

 

 

 

 

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今回、博多マルイ様にてライブペイントをさせて頂きました。

 

この場所でやるからには、ただやらせてもらって終わりにはしたくありませんでした。

 

思えば初めてライブペイントをしたのが福岡パルコ内の天神ラボというアートイベントでした。

 

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当時のブログ記事:

glowdefectivesoldier.hatenablog.com

 

 

今振り返ると本当に奇跡のような出来事で、全く経験もなく、出来上がる作品の参考画像のようなものもなく、ただやりたいと言っただけで了承してもらいました。

 

道行く人たちはあの時何を思っていたんだろう。本人はヘッドホン爆音で暴れ散らしている。しかし誰にもその爆音は届いていない。ただただショーとして2時間半ノンストップでやり通した。

 

あの当時、自分がアクションを起こす事で天神ラボというイベントが、福岡パルコという場所が新たな価値を内包するようにしたいと思っていた。

 

「何これ⁉︎パルコ半端ねぇな」

 

そういった感情をお客さんに抱いて欲しかったし、それで天神ラボや福岡パルコの価値を膨らませたいと思っていた。

 

ライブペイントの回数を重ねていく内に、そうした感情が薄まっていった。そんな事はない、と思う人もいるかもしれない。しかし最初にあった志は本当になくなっていっていた。

 

規模の大きい商業施設でのライブペイントを本当に久しぶりに行うに当たり、もう一度あの感覚を取り戻そうと思った。

 

活動休止中に死んでいた頃からこれまで、どんどん先に進んでいくかつて横にいた人たち。それを画面越しに眺めながら、ただやらせてもらって終わりにしてしまう人たちが本当に多いのを感じていた。

 

感謝と謙虚の心は大事だし、それを表明するのは大切な事だ。けれど何か突き抜けていない。それがすごくもどかしかった。こちらが有り難く頂戴するだけで、先方に何か明確な価値は提供できたのか。暗黙の了解の中にある上下関係や枠に収まっただけで終わらせていないか。

 

そんな思いを抱えていた自分にチャンスが訪れた。

 

誰もやらないなら自分がやろう。

 

博多マルイでライブペイントをやりました。博多駅直結。さらにゴールデンウィークど真ん中のかなり人通りの絶えない好条件。演者の端くれとして願ってもない状況。

 

さらに幸運な事に、博多駅と博多マルイの間には博多阪急があります。この特権を行使しない手はない。

 

博多阪急の1Fにはなにがありますか?

 

 

ルイ・ヴィトンがあります!!

 

 

城台 宏典の人生の最終目標は!?

 

 

ルイ・ヴィトンとコラボする!!

 

 

 

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決意表明のフォトセッションを行ってきました。

 

ルイ・ヴィトン博多阪急店の前で撮影しました。

 

福岡市内には大丸店と警固店があります。この両店にはなくて博多にしかない利点。

 

博多駅または博多阪急からしか店内に入らないという事。それは屋内であるという事。

 

ただ勝手にやるよりも、少なからずも関係者という立場上やる事に意味があって、敷地内で、人通りのある中で、完成したばかりのB2サイズのパネルを持ち歩いてやる。

 

感謝と謙虚は大事だが、証明と誇示もまた同等かそれ以上に大事な事だ。経歴はしっかり運用しなければならない。自分の価値が上がれば、過去の経歴も価値が上がる。先方にもポイントが入る。それが感謝と謙虚を表す、互いの利益なんじゃないかと思うんです。

 

おこがましいのは重々承知です。しかしここまで来て、そんな事で折れていいんですか。ここまで来たのなら、進むのが責任なんじゃないんですか。

 

でかい事を口にして、進んでいくのが見守ってくれている人たちへの責任なんじゃないんですか。

 

一度すべてを投げ出して、恥ずかしくもこうして舞い戻ってきたわたしです。残りの人生をどう使うのかは明白で、それを得るか、なにも得られずに終わるのかの二択しかないんです。

 

一歩一歩着実に進むとは、ゆっくり失敗のないように進む事ではない。

 

高速で失敗を繰り返し、軌道修正を重ねながら正しい方法を導き出しながら進んでいく事だ。

 

成功しかしていない人は強烈に運がいいか、誰かの成功例を辿っているだけだ。それは許容範囲内で敷かれたレールの上でしかない。

 

失敗を繰り返して初めて枠の大きさや道の幅が理解できる。どこまでやっても良かったのか、どこまでやったら駄目なのか。失敗した人にしかわからない。

 

足るを知るとは、100の状態がどこかを知る事。水が溢れる前の表面張力ギリギリがどこかを。

 

まずははみ出せ。

 

 

透明人間

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明日からの旅 /LAID BACK OCEAN

 

 

 

 

平成の終わりや令和の始まりよりも大きなこの感触を噛み締めて、

 

運命に惑わされず、宿命と向き合い、前に進みます。

 

glowdefectivesoldier.hatenablog.com