2019/04 月末活動まとめブログ「砂金」夜明け前に訪れた使命

 2019年4月のまとめです。まずはUUU計画のツミキから始まり、4年半ぶりのパークサイドギャラリーの展示、ライブペインター城台完全復活、キュアキュアキュアでのプチ講演、EPリリース、人生の最終目標発表と行ってまいりました。

 

【追記】

「砂金」朗読動画をアップしました。

 

 

 

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 そして完成からリリースまで一番間隔が空いておりましたGarapagositic Lupin-keyがようやくリリースされました。これまで振り返りの対談企画など行い、どうにかこのEPが最大限響くように時間をかけました。本当にいいものになったので必聴です。

 

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Garapagositic Lupin-key

01 Diaderil Kronuo 2:37

02 C'njaka Evseco 3:32

03 Sanubis tavay DA Garacoron 3:40

total time 09:51

Glow Defective Soldier Records 017

 

Youtube Full streaming

www.youtube.com
Bandcamp Free Download

https://glowdefectivesoldier.bandcamp.com/album/garapagositic-lupin-key

 


CD💿無料配布(JP only)

https://glowdefectivesoldier.stores.jp/


Concept Blog

glowdefectivesoldier.hatenablog.com

 

 ようやくクラウドファンディングのフライヤーが出来ました。現地で配布してみてようやく現実味を帯びてまいりました。

 

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そして発表しました城台 宏典の人生の最終目標。

ルイ・ヴィトンとコラボする!!

glowdefectivesoldier.hatenablog.com

 

あと急遽ですが一昨日、人生初のDJ体験をしてきました。

 

 

4月はこんな感じの活動でした。表に出るのが少しずつ増えてきました。そして5月はすこし減ります。しかし1回1回を濃密にやっていきます。

 

まずはかねてよりお伝えしているこちらです。

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それでは毎月恒例の、毎月恒例にしていく「砂金」をお届けします。、ちなみに5月に語る内容も決まっています。

 

 

6月は(多分)Bugfarewelltic Sun-Rises出来たぞー。

7月はEP5枚出し切ったぞーアルバムこんな感じにするぞ(詳細発表)ー。

 

になると思います。

 

それでは

 

 

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2019年4月10日

電気代を支払う事が出来ずに滞納を続け、とうとう城台のアパートの電気が停まる。

 


独り寂しく帰る家には灯りは付いておらず、鍵を開けて自分で玄関の灯りをともす。

 


そんな絵に描いたような寂しい独身生活。

 


「あー婚活しようかなー(´Д`)」

 


なんて甘っちょろいものでは断じてなく、あらかじめ玄関に用意してあった単三電池3本で駆動する懐中電灯を持って照らした部屋に独り寂しく入っていく自分に、数日前のテンションは残っていなかった。

 


電気が停まるとこうも生活が不便になるのか。電気は給湯システムをハックしているために、ガスが通っていてもお湯が出ない。

 


まず満足に風呂も入れない。そもそも電気停まる前、最後に風呂に入ったのいつだっけ。当たり前にある時はまるで気にしなかったのに、今は猛烈に風呂に入りたい。真っ暗でいいから風呂に入りたい。

 


夜は真っ暗で、懐中電灯は目の前にあると異常に眩しく、かといって部屋全体を明るくはしてくれることはない。

 


4月という気候は厄介で、夜は当たり前のように寒さが残っている。かと思えば日中は急に暑くなったりだ。冷蔵庫なしに食料を保存することはできない。飲み物は500mlのペットボトルよりも2リットルのペットボトルの方が安い。

 


だが保存できない。大丈夫だろうと1日放置していたが、真夜中の真っ暗な中、便座に座り肛門を燃やしたのは今ではいい教訓だ。飲み物は500mlずつ買うか、2リットル買って1日中持ち歩く必要がある。食料はその都度買わなければならない。

 


電気代が払えない。それはつまりお金がないという事なのに、なぜか電気が停まってからこうした細々とした出費がかさむ。

 


電気が停まった瞬間はグラフィックデザイナーやコンポーザーとして稼働できなくなるという打ち出し方をしていたが、そんな生易しいものではなかった。

 


どうしてこんなにも社会は世知辛いのだろう。

 


そうではない。これまで当たり前にある社会は、何よりも優しい社会だったのだ。個人がどう足掻いたって築き上げ維持する事のできないインフラを社会全体みんなで築き上げ維持してきたのだ。

 


言葉ではわかっていても、こうして実感するのに、痛感しなければならない事態まで陥らなければならない。

 


人はみな圧倒的にみなに生かされている。

 


こうしてあなたに言葉にしてもあなたは実感も痛感もできないだろう。それは分かっている。ただ今回の事で自分が得たものは、同じく痛感し実感した誰かに寄り添える事だということ。

 


そんなコンセプトのEPを作っていました。AIDMAtic live Rain-bowです。誰も進まない道を行き、バカを見て転びながらも虹を目指して邁進する。昨年の12月にリリースしましたが、あくまでそうありたいと願う思いで作り上げました。何一つ体現していませんでした。こうしてようやく辿り着きました。

 


今いる場所に生かされているその関係性を自覚すること「Mahoramatic Non-fiction」。しかし現状はどうだ。ただ流されて生かしてもらってばかりの自分だ。そんな現状から脱却したい。自分も誰かを生かすために成長したい。心の熱を取り戻す自身の熱狂「Dramasochistic Bon-voyage」。

 


そしてAIDMAtic live Rain-bow。

 


ようやく辿り着いたんです。

 


電気が停まる瞬間、Bugfarewelltic Sun-Risesの2曲目に当たるIsyirのレコーディングを開始したところでした。

 


暗がりから抜け出し、朝日を浴びる瞬間の曲です。それを作り始めた瞬間でした。ガシャンと突然電気が一斉に落ちました。

 


着手したIsyirは跡形もなく吹き飛んだ。

 


まだ夜明けを迎えてはいけなかったんだ。

 


あまりそういったものに気持ちを依存させてはならないのだが、それでもそう感じざるを得ない。

 


見えない何かの力が働いた。

 


勝手に夜明けを迎えた自分になってはいけなかったんだ。

 


電気が停まった事をtwitterFacebook、ブログにアップした。すぐさま電話やメールで心配してくれる人たちがいました。

 


そのとき痛感し実感したんだ。

 


11月にクラウドファンディングを行う。これがどれほど無謀な事なのかは自分自身が一番理解している。

 


実は毎日ではないけれど、定期的に猛烈な不安に襲われる。蓋を開けてみたら自分の周りには誰もいないんじゃないかと。

 


でもそうではなかった。いたんだ。信じ合える人がいる事を痛感した。何十人何百人ではない。そんな大人数ではないけれど、だけど進める。この先を進んで行ける。ここから始められる。Garapagositic Lupin-keyはガラパゴス化した個性。バカな道を進んで個性を見いだし得られる確証。それを得た時間でした。

 


すべての足並みを揃えなければ迎える事のできない夜明け。それを迎える準備のために、あの瞬間電気は落ちたのだと思う。この出来事がなければ、Bugfarewelltic Sun-Risesは嘘で塗り固められた偽りの音楽に成り果てていただろう。

 


でももう大丈夫だ。

 


準備は出来た。

 

 

 

2019年4月30日

家路に着くと、誰もいない部屋の玄関の灯りをともす。今ここには自分一人だけだ。誰もいない部屋でまた考えを巡らせる。

 


「あー婚活しようかなー(´Д`)」

 


そんな思いは1ミリもない。この数日に起こった奇跡を軌跡に変えるために、今はただこの予感を信じて進むだけだ。

 


Garapagositic Lupin-keyのラスト40秒からのその先へ。

 

 

 

砂金

 

 

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