IMAZIN vol.8にてライブペイントでした

昨夜はIMAZIN vol.8でした。お越し頂きました皆様、ありがとうございました。

 

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今回は無料配布CDにポストカードを付けてみました。

 

もとい、ポストカードにCDをつけてみました。

 

 

今回のIMAZINに参加するにあたって考慮しなければならない重要な点が1つ。

 

IMAZINは絵描きにスポットが当たるように認知・浸透されたイベントである事。

 

ゼロから作品が出来上がるまでの感情推移と没頭による精神の自己再生に焦点を当てている。これは主催の冨永ボンド氏の熱意の賜物だ。

 

城台の基本スタンスは、多くの人々は本来のアートに興味がない。しかし、もはやアートには興味がありアンテナを張っている。ヤバイ、最高、映えるなどだ。

 

厳かさや風情を感じる贅沢な時間ではなく、突発的感動へのアクセスを欲している。

 

その基本スタンスと仮説を頼りに前回、城台が制作しものがこちらです。

 

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描くという行為は制作とパフォーマンスの一要素に過ぎないとしています。

 

しかしIMAZINというイベントは描くという工程と過程に重きを置いていました。完成へのカタルシスに至るまでの、その尊さを伝えるものだったと。

 

実際、前回のIMAZINにて城台はその現場の出来上がった空気に圧倒され、撃沈しました。

 

マジクソふざけたったわwww/(^o^)\www

 

とこの事態を横流しにしてしまっても良かったわけです。しかしながら11月に大勝負に出る城台には、そんなマジクソ悠長な事を言っている暇はないのである。

 

1回1回のイベント出演に対して実験と検証を繰り返して最速でブラッシュアップしなければならない。

 

今回のIMAZINにて城台のプロフィール文は以下の通りです。

 

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グラフィックデザイナー・コンポーザー・ライブペインターなど幾つもの肩書きを移動と併用を繰り返しながら活動している。一度クリエイターとして挫折と自殺未遂を図るも一命を取り止める。そうした経験から自分を含む全ての創作人の「避けようのない使命感」を支える生涯持続可能な「道」をクリエイトする事を決意する。

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1ミリも言い過ぎだとは思ってはいません。むしろこの気持ちでいないと進み続ける事は困難だと思っています。

 

もう2度と歩みを止めないと誓ったのだから。

 

話しを戻しまして、今回のIMAZINにて城台はどのような信条で臨んだのか。

 

どシリアスにガチる‼️

 

至極当然の事に、周回遅れで辿り着きました。

 

そもそもライブペイントを始めたきっかけは、イベントで突っ立ってるだけの時間がとにかく苦痛だった事、ショーやワークショップに勤しむ人達が羨ましかった。その思いからでした。

 

本来のグラフィックデザイナーの仕事はパソコン制作で紙媒体に出力という発信方法では成し得ない制作物を目指しました。

 

その結果がボコボコでぐちゃぐちゃでキラキラでした。

 

活動を休止した2015年からこれまで、この手法での作品は誰も進めてはくれませんでした。当然です。差別化を意識し過ぎてガラパゴス諸島の小石レベルの辺境っぷりに、ニーズは皆無だったのですから。

 

ずっと気になっていた事でした。しかし目を背けていました。完全に育児放棄していました。でもようやく帰ってきたんです。自分にしか出来ないものだから。これも1つの責任だと思っています。

 

画材調達に奔走する毎日でした。どうせ1回ですべて使い切るわけじゃない。グッズ制作同様、まず地盤を固めていつでも出張可能な状態まで持っていく。ライブペインター城台を稼働させる。

 

ぶっつけ本番で挑むぐらいギリギリまで準備に時間をかけました。それもこれも、ただこの一心でやりきるために。

 

どシリアスにガチる‼️

 

その顛末がこちらです。

 

F8号(A3を縦にして横幅を少し広げたぐらい)

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途中、絵の具の乾燥待ちでトウモロコシを食べたり、アンビエントノイズの濁流に呑まれながら白菜の浅漬けを食べたりはありましたが、久々にガチりました。

 

曲作るとき、シンセ弾いてる時って半分息が止まってるんですが、そんな感じでした。行為の一挙手一投足が潜水でした。

 

抽象画の理想郷はどこにあるのか。そんな事を考えていた時期がありました。話し変わります。

 

なんで現代アート界では、デッカいキャンバスに単色で塗られた絵に削れた傷のようなものがあるものに価値が付き、高額で取引されるのか。

 

作者のネームバリューや歴史云々という話しはなんとなく聞いたことがある。しかしそれだけだろうか。1つの仮説が浮かんだ。

 

抽象画は作者の意図や痕跡を超えた限りなく自然物に近い状態に本質的な価値があるのではないか。買い手(オーナー)のインスピレーションを刺激するもの。

 

買い手はアートを買うという行為によって、自身のインスピレーション源を手元に保有するという、自己投資をしているのではないか。

 

それが抽象画の理想郷。ただひたすらに没頭することによって意思の剥がれ落ちた作業の痕跡。その境地へアクセスする鍵がライブペイントにはあるなぁと思った。

 

ライブペイントはイベントとお客さんがあって成立する。その中心にあるものだ。否が応でも制約がある。「時間内に」という制約だ。

 

それは早過ぎても遅過ぎてもダメで、お客さんの費用対効果を満たすという絶対条件下でクリエイトされるものだ。

 

たとえ作者が「ここで止めたい」「まだ時間が必要だ」と思っても手を動かし続けなければならない。もしくは手を離さなければならない。そうした我執を手放す先に、作者の意図から逸脱した自然物への回帰があるのかもしれない。

 

これは全て城台の事実無根無視の備忘録です。でも作る人間の心理の真実に一歩近づいた気はする。

 

今回ライブペイント中にその事を思い出し、その先へ行く瞬間に、その片鱗を見た気がした。

 

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しかし

 

まだまだ課題は山積みです。

 

次回のライブペイントは5月2日。

博多マルイ6Fにて開催中のMJ展にて行います。当日の制作物は6月下旬にMJ展in福岡アジア美術館にて展示予定です。

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次回のブログにて、このライブペイントに絡めて、城台の人生の最終目標を発表したいと思います。

 

それでは。