城台コミックシティ撃沈~無双本能開眼
前回までのあらすじ...
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【2019年やる事リスト】
・5枚のEP連続リリース完結(4th,5thを出す)
・上記を無料配布CDとして1000枚以上配布する
・同志100人を募る
・アルバムリリースに向けてクラウドファンディング を立ち上げる
活動再開から3ヶ月が経過。
2019年11月にクラウドファンディングを立ち上げる。そして同月に鹿児島の「ナマ・イキVOICEアートマーケット」を勝手に最終着地点として、総仕上げの場に選んだ。
既に4分の1が経過した。
前半戦の後半戦がスタートした。
想いは変わらない。不変の信念を貫き通すには、常に状況を見極めて戦術を戦略を流動的にスライムのように柔軟に変化させていかなければならない。
さぁどうするこの前半戦の後半戦。
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2月3日(日)は「COMIC CITY福岡48」でした。
昨日はCOMIC CITY福岡48でした。
— 城台 宏典 / グラフィックデザイナー【CD無料配布実施中】 (@gds_kj_ud) 2019年2月4日
皆さまありがとうございました。
開催時点からの課題発覚と、城台の本能と現状と現場でのニーズ・可能性を全て考慮した結果報告のブログを今から書きます。
誰にも文句は言わせない
この海原から這い上がるんだ
Rises pic.twitter.com/UYAYKIiKFp
さて、約5年ぶりにヤフオクドームに赴いてコミックシティに参加してきました。以前の活動中(2011~2015年)ではグッズ販売に懐疑的な気持ちになり、もうここには出展しないと決めていました。
そうこうして活動締結から再開したときに、コミックシティの募集が目に入り、「久々ちょっくら行ってみるか」と軽い気持ちで応募したのでした。
目的は無論、無料配布CDを行うためです。
応募から出展までの間に城台の中で心境の変化がありました。それは何かというと、年始一発目のブログで書いた「あの件」です。
glowdefectivesoldier.hatenablog.com
急成長している企業は顧客の生活における「本能」の部分を押さえることによって、市場の寡占・独占の占有率を獲得している(意訳)。
それを踏まえてコミケの盛り上がりを観察すると、コミケで幅を利かせているであろう層「同人作家」は生活の本能のどこを押さえているのか。それは「オナニー」であり、少年期・青年期の体験の延長を描くという「自己実現欲求」であるとしていました。
規模の大小は置いておいて、コミックシティも「それじゃん」だったわけで、あの渦中がどうなっているのかを「体感」したいという欲求が出てきました。
本題に早く入りたいので、簡単に説明します。当日はCDの無料配布を早々に諦めました。これまでこのブログで書いてきたような、グラフィックデザイナーのサンプルとしての側面だったり、その先のクラウドファンディングや起業といった流れを伝えたいという一本の軸しか持ち合わせていなかったがために、お客さんの流れが激しいあの現場でどうするか、という点において無理があったわけです。
それぞれの出展者・サークルが諸々の商品を販売している中、無料のCDだけをポンっと置いておいても、畏怖でしかない。
城台は開催時間の11:00~15:00のほとんどを、コミックシティがどういうものか、全てのブースがどんな売り出し方をしているのかを見る時間に当てました。
そう、Glow Defective Soldierのブースはほぼ無人だったわけです。速攻で白旗を揚げて別の事をしていました。
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このブログは活動の成功と失敗を全て公開すると公言しているので、しっかりとお伝えします。
ブースを全部見渡しての感想は、
・意外とエロ同人が少ない
・手作り作家ゾーンがヤバイ
・人が集まる、集まらないブースの違い
この3点がずっと頭をぐるぐる駆け巡っていました。
ドームのアリーナ部分を埋め尽くす出展者とお客さん。一通り見て回るのでも相当な量であったけれど、期待とは裏腹にエロ同人の割合は小さかった気がしました。
そして手作り作家(クラフト系?)のブースが個人的にガツンガツン響いててましたね。自分の手法とは異なるものにワクワクするように嗜好がチェンジしているので、アクセサリーや雑貨が一同に陳列されている姿にニヤニヤをおさえっぱなしでした。
商品自体がブースのレイアウトそのものとしても機能している。相乗効果が昇華しまくっていて見ているだけで楽しい。
あとコスプレゾーンの賑わいが印象的で、結果的に全てに言えることですが、「好き」と「楽しい」を心から溢れ出している事。
ここに写真がないので伝わらないのがもどかしいのですが(撮影禁止だったので)、今回伝えたいのはここじゃないので。伝えるべきは「それを見て城台はどうしたくなったのか」です。
「オレも好きな事しよ...」
CD無料配布は好きでやっているのではなかったのか。
勿論、無論好きでやってます。けれどもそれは相手がいてその関係性を求めてその先へ行くためのものであって、ただのバラマキを娯楽でやろうというつもりは毛頭ない。
仕事辞めて、魂が懇願したやるべき事を全うするために「今」を生きている城台が、制御をかけた活動をやって、誰に夢のある先を見せることが出来ようか。
CD無料配布を行う上で、城台が意識的に制御をかけているものがあります。
「グッズ販売」です。
無料配布CDの横でグッズ販売をしていても、一貫性がなく、お客さんの頭上には「?」が浮かんでしまう。スペースが限られている場所では一緒に置かなければならない状況があり、CDを持って帰る姿が「盗んでいる」感じに見えてしまいかねない。「そう見られてしまうかもしれない」というリスクをそもそもお客さんに抱かせてしまっていい訳がない。あくまで今推すのは5枚のEPで、このプロジェクトが終わったら一気にグッズ展開をしていこうと思っていました。
クラウドファンディングのリターンで、どういったグッズを作ろうか考えていた時に、あれこれ試している中で、「これ今作って販売したいな」欲が強まってきていました。
コミックシティでも感じたことです。まぁIMAZINでライブペイントをしたときもなんですが、あの現場で「グラフィックデザイナー城台」は何処にいるのか問題です。
やっぱり「CD」って音楽を聴くためのソフトであるわけで、条件反射的に「音楽」が頭に連想されてしまうんです。その時点でその人にとって城台はコンポーザーです。ミュージシャンです。それは間違いありません。ただそれは正確ではなくて、純粋に湧き上がる創作意欲の結晶であり、何よりグラフィックデザイナーとして生きていく上で絶対に欠かせない戦略の一つであるという大前提を説明する過程で、相手が抱いたコンポーザーやミュージシャンという認識を一度「否定」しなければならないというジレンマ。
より正しい、そして確実に面白いストーリーを伝えたいがために、当然そうなって然るべき相手の感情を一回曲げなければならない。それは間違っているし、確実に面白くない。
「好きな事をやろう」
グッズデザインをしている瞬間は楽しい。そもそも音楽も音楽自体を作るよりもアルバムとして楽曲をまとめ上げる、何を伝えるどういった形に収めるのかが最高に楽しい瞬間だし、そこを一番の楽しみにしているから5枚もEPを作って、その上でアルバムを作ろうとしている。総合プロデュースが好きなんだ。
「視覚的にだけでなく、生活の役に立つものを作りたい」
クラウドファンディングのリターン。まだ誰がどう支援してくれるのか全く分からない。でもそのお返しにグッズを作る。グッズそのものよりも、どうやって届けるのかを考え出した。つまり箱をどうするのか、そのパッケージに力を入れたいと思うようになった。
最近、天神に行くと店内の内装をよく見るようになった。子どもの頃は親と行くデパートは楽しくなかったけれど、今は違う。もう楽しくて楽しくてしょうがない。デパートの1階のコスメ売り場なんてめちゃくちゃカッコいい。真っ白なフロア全体の空間にフォトグラフィーがドデかくババンっとたくさん掲示してある。
ヴィトンとかグッチとか昔は興味なかったけれど、ブランド物のショップは入り口がメチャクチャカッコいい。そして1ヶ月で入れ替わる。センセーショナルが量産されている。
「店舗デザインっていいなぁ...」
西野亮廣エンタメ研究所と中田敦彦オールナイトニッポンプレミアムがここ最近の城台の娯楽です。それを毎日、毎週吸収しては悶絶しているんですが、やつぱり線を引いていたんですね。今思うとそこに追いつきたい一心で、一つの成功体験を獲得するために捨てなくてもいい武器を捨てていたんだなぁと思います。
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— 城台 宏典 / グラフィックデザイナー【CD無料配布実施中】 (@gds_kj_ud) 2019年2月2日
あとYoutuberの動向を少し追いかけてみたりしていて、レペゼン地球にぶち当たりました。厳密にはYoutuberではないけれど、この動画は何度かちょくちょく流して聴いていたりする。
【好きなことで、生きていく】『レペゼン地球-DJ社長-』
動画の後半で「オレも有名人になろ...」「それしかないんよ」という言葉が非常に刺さる。最初年上だと思っていたら年下だったという衝撃。
一貫性がないと見られるかもしれないけれど、そもそも以前から考えていたことで、「ギャラリーって入りにくいよな」という個人的な問題に対して、その観点から町を歩いていると、広告・宣伝と販売店舗のコーディネートが美しすぎるという点に着目した。この双方の違いにヒントがあるんだろうとずっと思っていた。
額縁もそう。ジークレープリントで印刷するのもそう。作品を肉付けしてより美しく、凄く、見栄え良くしたいのはみんなと同じだ。それを最もいい状態で叶えるのがギャラリー空間だ。作品をより良い状態、最高の状態で見てもらう場所がギャラリーだ。それが目的ならそれでいい。
城台が今ここにいる現状を考えると、作品をより良い状態、最高の状態で見てもらうのは二の次だ。より多くの人の目に留まらなければならない。作品を可愛がるばかりでは消費者で終わってしまう。今自分が作っているもの、これまで作ってきたものは誰の何と比べても渡り合えるものを作っている自負はある。中身は充分だ。それを伝えなきゃいけない。それを感じてもらう為の入り口と空間を作り上げる必要がある。
他の追随を許さない徹底的なブランド構築をしていこう。作品そのものがよければ自然とそうなるであろうというのは幻想だ。顧客をコーディネートしなければならない。自分の作品の何処に魅力があり、他と違うのかを伝える。一番ベストなのはそれを「見た人が自分で発見したと思わせる」ように誘導する事。相反しているようだけれど、絶対的なものは錯覚から生まれる。
話しがまとまりませんね。これからやるべき事を書いていきます。
①グッズを作る。
あれもこれも手は出しません。そして今回のグッズ展開の肝は「高価格帯で攻める」です。少部数・少ロットで作ります。ポストカード1枚150円という固定概念が嫌で、どうぶっ壊してやろうかと常々思っていましたが、時が来たようです。
②無料配布CDの立ち位置
あくまでもこれが第一です。しかし無料であり尚且つ「それだけ」では相手が引いてしまう。有料の商品を買って頂いて、その上で渡す。有料の商品をフックにして、無料の製品を手に取ってもらう。前代未聞の逆転商法をやってのけてやろうという面白みが生まれそうです。
③販売スペースを徹底レイアウト
どこかで販売する機会があればスペースは可能な限りレイアウトに力を入れる。コミックシティ福岡は7月にあるのでリベンジ確定しています。
昨日はダイソー、セリア、サンカクヤに行きました。数時間練り歩き、勝算のあるアイデアが色々と浮かんだので準備していきます。
とりあえず決まっている事はまだ少ないですが、これだけは不変の価値観として持っておきます。
全ての判断基準は「こうしたかった」です。
そうあるべき、だいたい、相場、常識。知っておくべき事だとは思いますが、それに迎合する必要は全くない。昔それで袋小路になって出れなくなった人がいます。
わたしです。
現在制作が確定しているグッズは以下になります。
全面プリントのオールオーバーTシャツです。己の個性と強みを最大限発揮したもの
であり、生活に寄り添う商品に転化可能なものを突き詰めていきます。
コミックシティという「自覚」にグッズ販売やったるわの「熱狂」、それをどう落とし込んでいくのかという「邁進」。それが何処にもないブランド構築に繋がる「確証」、そしてやがて輪が広がり「共鳴」に至る。
こうして無理矢理にでも、EPタイトル(ex.企業理念)に当てはめて自分の行動を統一性のあるものに変換させて提示していこうかな、と目の前のタイトルの羅列を見て今思いつきました。
そうこうしている内に、やるべき事はしっかり積み重なっていきます。Dramasochistic Bon-voyageの対談企画もやります。計画ではBugfarewelltic Sun-Risesのレコーディングは今月からスタートさせる予定でした。まだMTRの電源にすら触れていない状況。
Garapagositic Lupin-keyは音源・デザインが完成。早々Bandcampにはアップロード済み。公開は4月。Youtube動画を作らねばならない。その前に1個動画をアップしようと思います。
Garapagositic Lupin-keyの母体となるCollapse the Evilwayです。アップするタイミングは、3月のAIDMAtic live Rain-bowの対談企画と同時で、2010年・2013年に制作した楽曲がいかなる進化を遂げたのかを感じてもらえるように、という目的です。
各種提出物。
能力を補う労働力。
今月終わって3月になったら、残り3分の2だよ。こう考えると本当に時間がない。これからもやるべき事が増えていくのかもしれない。いや間違いなく増える。
誰もやっていないから。
やりたい事だから。
やるべき事だから。
そうそう。城台が11月にやる「クラウドファンディングって何?」て思っているみんな、それが何かよく分かる本があるのでリンクを貼っておきます。
「気になる!!」でもお金がないッ。もしくは内容をざっくり知りたいという方は、実はネット上に全て無料公開されているページがあるのでリンクを貼っておきます。
「CD無料配布とEP連続リリースによる今後の展望」Glow Defective Soldier 城台 宏典インタビュー
CD無料配布ページ
https://glowdefectivesoldier.stores.jp
ではでは。
ε(*´・∀・`)з゙βуёβуё”ε(´・∀・`*)з