ファンクラブ立ち上げ初日「支援者ゼロ」からの次の対策
前回アップしたブログは、クラウドファンディング型ファンクラブを立ち上げましたという内容でした。
glowdefectivesoldier.hatenablog.com
ファンクラブリターンのグッズ制作こんなのも作れます。
— 城台 宏典 [Kosuke Jodai] / Glow Defective Soldier代表 (@gds_kj_ud) 2018年12月25日
これは自分でも作る。デザイン変えるけど。無料配布CD出す時リュックだとかなり不便だった。横かけカバンがずっと欲しかった♪( ´θ`)https://t.co/T9jEaWiAKz pic.twitter.com/f9rJ7VLYCH
さて、一日経ちました。その結果どうなったか。
支援者は「“0”ゼロ」です。
これが現実です。
当然といえば当然。つまり日常に非日常のファンタジーを捻じ込むための入り口が開かなかった。現実のガチガチは解かれなかった。みんなそれぞれの生活を生きている。そのなかで月額1,000円を払い続ける価値を見出してもらえなかった。
ではこれで終わりか、と言えばそんな訳がない。ここを諦めるとアルバムの制作も起業のプランも全てダメになる。「数日様子を見ようよ」なんて悠長な事は言っていられない。城台は31歳です。エンタメ的には無発の男としては無価値で絶望的でしょう?
クラウドファンディングはデカイ花火を一発ブチ上げるシステムです。その中にあってファンクラブは違います。ファンクラブは毎月支払いを求めるシステムです。昨日のブログでは「時間制限がないために失敗がないのがクラウドファンディングのファンクラブ」だとしていました。
今になって思いますが、これはプロジェクトオーナー側の非常に身勝手な見識であったと思い当たり、一瞬電撃が走りました。支援して下さるパトロン側に回る皆さんの事をまるで考慮していない。そこだったんだよ。
毎月1,000円払い続ける事を要求していながら、そこへの配慮がまるで足りなかった。どうすればいいだろうか。twitter、Facebookにアップして(インスタにもアップしたけど直リンが貼れない残念仕様なのでちゃんとページに辿り着いてもらう導線が出来てない...)みたものの、今も昔も変わらず「行動力は凄いね」という評価。
いつも入り口までなんだよ。入り口までなんですよ。個展をしました。作品集も出しました。入り口までなんです。個展開催も作品集刊行も、お客さんはろくに来なかったし、在庫の山に頭を抱えました。「物」とは向き合ってきたが、決定的に「人」とは向き合ってこなかった。圧倒的なものを作れば人の心は動くと信じてきた。信じてきたといえば聞こえはいいが、そこに甘んじてコミュニケーションから逃げてきた。
昔は活動報告をブログやFacebookにアップしまくっていた。当然、直に会ったときみんな「城台さんは凄いよね」と言ってくれた。これは虚勢の張りぼてでしかなかった。活動の全ては赤字。個展の売り上げは1万数千円。経費は十数倍。それはアルバイトを加速させ、非効率に拍車をかける事にしかならなかった。
作品集は活動の売り上げとプラスバイト代から毎月1万円自分で積み立てて、そうして作り上げた。費用約15万円は3分の2をアルバイト代の積み立てによって作り上げられたものだ。アートもクソもへったくれもなければ、夢も希望もない。活動利益で作り上げられたものでも、多くの人と繋がった先で作り上げたものでもない。これも張りぼてだった。何よりも自分の納得のために作った。そこに需要が作り上げられてもいなかったのにだ。
これまで逃げてきた対人コミュニケーション不足がここにきて全て圧し掛かった。まざまざと見せ付けられた。そしてすぐに作品集を売ることを諦めた。
料理の世界に身を投じた時期に一冊の本と出会った。
この本にはこうあった
「作品の育児放棄」
作品を作ることにばかり力を入れ、いいものを作れば人はそれに集まってくれるというのは幻想だ。生み出した作品はしっかり届けなければならない。それをしないのは育児放棄だ、という旨の内容。
2年ぐらい前のちょうど今ぐらいの時期に電撃が走った。これだッと思った。痛感した。全ての敗因の発端は対人コミュニケーションの欠如、その結果が作品の育児放棄、そして餓死。2016年、城台は無になった。
時間軸を突然過去に戻してしまいました。現在の時間軸に戻します。ファンクラブが開始一日で支援者ゼロなのは当然の結果だ。その結果は正直、予想の範疇だった。冷静であるという風にもみれるが、逆に言えば「お前自身が信じてないじゃないか」ともいえるのですが、それは置いておきましょう。このブログ記事はこの結果に対しての次の一手をどうするのかを書きます。
キーワードは「相互持ち合い」
クラウドファンディングのファンクラブを広める方法を見つけた。
— 城台 宏典 [Kosuke Jodai] / Glow Defective Soldier代表 (@gds_kj_ud) 2018年12月26日
まず問題点は「興味はあるけど『月額』1,000円を払い続けるのはきつい」だ。
その解決法をまとめたブログを書きます。twitterではごっちゃになるので後でスクショして共有します。明日の朝アップします!!https://t.co/T9jEaWiAKz
ふと思い出したんです。日本企業は株式を公開しても取引会社や取引先銀行、親会社子会社などで株式のほとんどを「相互持ち合い」するという傾向にある、というのを思い出しました。これは敵対的M&Aへの対策など色々あるのですが、そこは置いておきましょう。
「相互持ち合い」をやろう。
何を相互持ち合いするのか。支援金の1,000円をです。城台が立ち上げたファンクラブのパトロンには「月額1,000円」必要になる。しかし考えてみて欲しい。実は1000円の支援がそのまま城台の懐に1,000円入るのかと言えば、そうではない。CAMPFIRE側に手数料を払います。そして得る分に消費税がかかります。1000円の支援を受けても恐らく800円ぐらいが城台の元に入るシステムです。
一人の支援で800円。現実問題それが大きな活動の支えになるのか。初日に支援者ゼロである。どう転がっても100人の支援者が集まるとは思えない。このファンクラブは城台とみなさんを密につなぐツールにするための手段にすると特化させ、割り切る必要があります。
若いうちの苦労は買ってでもしろ。言い方は悪いかもしれませんが、若いうちに苦手分野から逃げ回ったツケです。「人間関係は買ってでも作れ」になります。他意も悪意もありません。しっかり自分を見つめた結果です。
具体的にはどうするか。ようやく本題です。こちらから「支援してくれ」と頼む。これは上の本にも載っていました。
「twitterで【拡散希望】で拡散するのはもう無理がある。そうやって網をかけるのではなく、支援して下さいとDMで一人ひとりモリで突いていく事の方が効率がいい」という旨の内容でした。
「支援して下さい」だけではありません。「相互持ち合い」がここで出てきます。
「あなたもファンクラブをやってみませんか?」
「私のファンクラブを支援して下さい。そしたらあなたのファンクラブも支援します。」
お互いが1000円のリターンをお互いの支援金で支援し合う。もし相手も有料メルマガという形でリターンを設定したとしたら、お互いに読者が一人獲得できる。この環が広まればとてつもない価値を生み出すのではないか。この紳士協定によって大きなムーブメントが生まれる可能性があると確信しました。今日の昼間です。そこから革命が起こるとうきうきしていました。
最初は難しいでしょう。この問いかけはメチャクチャ胡散臭いです。どういう言い回しでやれば賛同してもらえるか、試行錯誤が必要です。でもやる価値は大きいです。
そして「誰にアタックするのか」ですが、昨日のブログで書きました、メルマガの明確なターゲット層の2つ目「アート関連で活動している今ギリギリで生きている作家」です。人それぞれ方向性があるとは思いますが、これは後々自分がやりたい事とも直結していきます。若い世代を引き上げ、共に生きていきたい。下の世代を取り込まなければ未来はないと思っています。その足がかりにもなる。
お互いがファンになりあう。そこに金銭が発生しているのだ。汚いように見えて、実は凄く強固な絆ができるのではないか。責任を帯びあい、果たしあう。冷たいようでいて内に秘めた情熱はハンパない。
絶対に軌道に乗せる。
これが成功すれば強い。
自分の活動の活路が誰かの活動の活路になる。
それが理想で、それが新しい企業名の「XXXXXX-XXXX」になる。
一緒にやろう!!
後悔はさせません
もう一つ今日のハイライトツイートを貼っておきます
【ご報告】
— 城台 宏典 [Kosuke Jodai] / Glow Defective Soldier代表 (@gds_kj_ud) 2018年12月26日
無事に10万円のローンで家賃その他は大丈夫そうです
そして無理矢理CD-R50枚買いました。レコーディング続行です
声のレコーディングで近所のカラオケに1時間入りました
5分叫び続けて頭と背中がビキビキしました。初めての経験です
今日を生き抜いた
今年を生き抜く
来年お楽しみに(まだ
「CD無料配布とEP連続リリースによる今後の展望」Glow Defective Soldier 城台 宏典インタビュー
CD無料配布ページ
https://glowdefectivesoldier.stores.jp
ではでは。
ε(*´・∀・`)з゙βуёβуё”ε(´・∀・`*)з