情報解禁です。フォトコラージュ作品集『TERRARIUM CIRCUS Land scape』が9月10日に刊行されます。まずは9月3日にstores.jpをオープンし予約販売を開始します。5日頃までにご注文頂いた方には10日までにお手元に届くよう手配します。9月28日にヤフードームで行われるコミックシティ福岡にて正式に表に出て販売します。販売位置などは追ってご報告致します。以下がジャケット画像と作品集詳細です。



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Kosuke Jodai Photo collage ARTWORKS
TERRARIUM CIRCUS Land scape

グラフィックデザイナー城台 宏典による初の作品集。自身で撮影した写真のみを使用したフォトコラージュ作品。2010年から14年までに発表された中から選りすぐりの作品を収録。

サイズ:A4(21cm x 29.7cm)。
表紙はホログラム加工された豪華仕様。
2ページに渡る作者によるセルフライナーノーツ掲載。
購入者には特典としてポストカードが付属します(数量限定・無くなり次第終了)
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 表紙のホログラム加工とライナーノーツです。作者の情念・パルスが刻まれています。作品集表紙裏も収録作品達によるダイヤ構成です。これは実際に手にとってもらいたいものです。そしてセルフライナーノーツですが、ある部分で誤字を発見しました。しかこれはし文章の内容を曲解させるようなものではなかったので、手に取った方に探してもらいたいような心境にあります。これは開き直ったという意味合いではないのですが、誤字を探す過程でライナーの内容をじっくり読んでもらいたいという思いがあります。個々の作品の解説を書いてもよかったのですが、それよりも自分が何を思って作品制作に臨んでいるのかと、これまでと現在の心境の変遷を書き出しています。個々の作品達に対する思いを語る上でまず今回書き上げたライナーの内容は必要不可欠なのです。これは最も重要な前置きです。これがあって初めて作品解説も可能になるのです。今回作品解説のページは割けませんでしたが、何よりも重要な内容を孕んでいます。より多くの方にこのライナーノーツを読んで頂きたく思っております。


 表紙を飾るのは新作『Xaxarala Haprataquit』です。新作といっても去年の8月から制作を開始したもので、このブログでも年末などに存在を匂わせてはいたものです。もう一つ対になる『Quertezinem Horstllobross』があります。こちらは去年の6月から制作で一足先に完成はしていました。本作品集の顔であり、ラストに据えられている非常に思い入れのある2点です。去年、創作意欲が根こそぎ持っていかれるような事件があり、その渦中に何とか制作を続けて生きたいという執念をつなぎとめたのは『Quertezinem Horstllobross』であり、当初はこの1点だけで2013年は終わろうとも思っていた中、不意に降りてきたアイデアが『Xaxarala Haprataquit』であり、その2点を道しるべに制作のテンションを元に戻し、ライブペイントなどにも手をのばして現在に至る大事な作品です。作品集編集終盤はこの2点取り分け『Xaxarala Haprataquit』が完成を拒み(本当にこういう事があります)続け、この作品の完成が作品集作業終了となるほど難航したギリギリ地点まで行った大作になります。「光の中の黒・黒の中の光」をテーマに制作されています。去年、Albino Morning Dream完成・発表後からこれまでずっと自分と共に戦ってくれた2点です。この2点を節目にするのはすごく感慨深いです。


stores.jpのURLは3日にまたtwitterFacebook・ブログ内で報告します。


『Xaxarala Haprataquit』=ザクサララ・ハプラタキト
『Quertezinem Horstllobross』=ケルテシネムホルストロブロス